ひとり親家庭だということ

車、留学、旅行っていう話をしていくと
どこかのフェーズで必ず、「お金持ちだね、いいなあ。」という言葉を掛けられます。
私も他の人に対して言ったことがあるし、私に言ってきた人も特に嫌味とかいうわけでもなく、
何も考えず言っていたはず。もちろん嫌味として言っている人も少なからずいるんだとは思いますが。

私は小学校低学年の頃から父子家庭です。
7歳上の兄と、定年退職するまで教員をしていた父親との三人家族です。
不幸自慢をしたいわけじゃなくて、まず大前提として私の状況がこれ。

普通の家だったらお父さんひとりで何人もの家族を養っている。
そうしたら、家族が多いほど一人当たりの使えるお金が少なく
家族が少ないほど一人当たりの使えるお金が多い。
ただそれだけのことだと思っています。

世間一般で安定だと言われる教員という職を続けてくれた父、
7歳上ということで、私がお金が掛かる時期には兄は既に自立していた、
勿論このような状況が含まれて生まれた環境だと思っているし本当に感謝している。

収入が安定しているひとり親家庭であれば、このような状況はあり得るんじゃないかなあ。
そもそも、そういうそこまで多くないだろうし、ありがたいなあと思う。

「お金持ちだねえ、いいなあ。」という言葉を聞くと、
ただ一人当たりが自由に使えるお金が大きいだけで、全体的収入が大きいわけでもない。
まあこんなこと伝えたとしても謙遜だか不幸自慢だかみたいで自分が嫌だから言わないけど、
ちょっと書き留めておきたくなったのでした。